羽化2

超介です。

鳥の雛がかえるとき、注意深く卵を温めていた親鳥が、雛が中からコツコツ殻をつつき始めたそのとき、親鳥も外から殻をつついて孵化するのを助ける、そのタイミングが同じであることを啐啄同機(ソクタクドウキ)というらしい。

試験、発表会、新たなスタートを切るときなど、誰かが「きっとできる」 「挑戦は素敵だね」と背中をぽんとタイミングよく押してくれる。コトバをかけてくれると動きやすいことがある。

生まれつきおとなしくて、人前でしゃべれない子どもであった。両親にずいぶん心配をかけた子どもであった頃のことを思い出す。今でも、話せなかった影響があるように感じていて、自己表現は人生の課題。

自らの与件に対して前向きに挑戦し、学び、考え、行動を継続する。そのことを通じて世界に「大切なこと」を伝える、表現し続ける人であること。これが私のミッション。とても自己中な内容だ。

過去を振り返ると、自分の考え、感じたことを話したことがあまりにも少ない、と感じる。そしてそれをきちんと受け止めてもらったと感じたことも本当に少ない。受け止めてくれことを思い出せるくらいしかない。受け止めてくれた人こそ、友である。行き来がなくてもあえばきっとうれしい。

生まれたときには言葉を一杯かけてもらっているはず。祝福のコトバをたくさんもらっているはず。それを絶対のことと思っている。

私の今を作っているもの、存在意義・理由、あり方と信念、Being、基礎的制御機構(パソコンのOSに相当するもの)は、そのコトバの洗礼から形成が始まった、はず。そこに、働きかけるコトバがあるはず。それをいつも探している。ミッションもそこから探してきた。

自分の使命(ミッション)を使って世界の「殻」を内側からつつく。「親鳥」が外側からつつく、殻が破れれば、新しい何かが始まる。

そこは何か、そこはどこか?

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