小さなコーチングの積み重ねが・・2

○そらです。

○先日の部活練習中のことです。
 一緒に指導をしていた主顧問のA先生が、生徒にこんな質問をしました。
 「Bさん、今朝の練習はどんな感じだった?」
 
 A先生は最近、こんな「開かれた質問」をすることが多くなっています。
 職員研修や私がする質問を参考にしてくれているんだなあと
 嬉しくなる時です。

 Bさんが言いました。「今朝はシュートがダメだった」
 A先生はすかさず言いました。
 「ううん、そんなことないよ。どんどん決まっていたよ。大丈夫、自信持ちなよ。」

 A先生はとっても生徒を大事にする先生だと思っています。
 そして、このアドバイスもBさんを励まそうとする気持ちから来ているものだとわかりました。

 でも、Bさんの顔はスッキリした感じにはなっていませんでした。

 続けて私も聞きました。
 「Bさんは、10本中何本決めたいの?」
 「10本中8本です。」
 「そうか、10本中8本決めたいんだ。で、今朝はどうだったの?」
 「10本に5本でした。」
 「そうか、そういうことだったんだね。」(後略)

 Bさんがより確実なシュートを決めたいという気持ちがはっきりしました。
 そして、より以上をめざそうとするBさんがたくましく見えた瞬間でした。

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