今日学んだこと

○そらです。

○某番組「秘密の県民ショウ」ではありませんが、
 長野県の我が校では、森林学習があります。
 地球環境、野生生物との共生、森林の活用、森と人・・。
 理屈以上に学びの大きい学習だなあと今日、感じました。
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○いくつもの学びの中で、私にとって大きな学びは
 リーダーに入って下さった森林組合や支所の方の「見守る」という姿でした。
 「基本のやり方は教えるから、自分たちで工夫してチャレンジしてやってごらん」という
 言葉通りに、じっとそばから見守っている姿でした。
 生徒は、初めとまどいながらも、失敗し、挑戦し、成功させていきます。
 「ええ、こんなに取り組むものなの」と私が驚くばかりでした。
 「教えること」がまず浮かんでくる教師にとって、今日は嬉しい1日でした。
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○明日は11月、ますます寒くなります。
 みなさん、カゼに気をつけて、頑張りましょう。

たびしです。

国立教育政策研究所の千々布敏弥先生が学校現場でのコーチングのあり方について、一冊の本にまとめてくださった書籍、『教師のコミュニケーション力を高めるコーチング』が10月27日 明治図書より刊行されました。
千々布先生のほか、本間先生、佐藤先生、河北先生、石川先生、神谷先生、上井先生、久米先生といった大御所が執筆された注目の一冊です。

第6章「子どものコミュニケーション能力を引き上げるコーチング研修」をたびしが担当しています。

先月は日本教育大学院大学の高橋誠先生が 『教師のための 教育メソッド 入門』を刊行されました。これにもたびしが教育コーチングを紹介しています。

字数もテーマも制限があり、自分で出す本以上に難しさを感じながらも、一人でも多くの人にJYDA教育コーチングを知って欲しい、使って欲しい、そんな思いで書きました。是非読んでください。

「書く」というのは「話す」のと同様、「放す」「離す」効果がありますね。僕は、講演会・セミナーで話し、原稿を書くことによって自分の中にあるものをどんどん整理していっているような気がします。

教育コーチングを学ばれている皆さん、講座を受ける、実践するだけでなく、「書く」というプロセスを取り入れて見てください。

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話す・放す・離す

たびしです。

今日は、「やっぱ話すことはええなぁ」と感じた。

まずは事業部スタッフ4人でのミーティング。
実にこの4人が顔を揃えるのは1ヶ月半ぶり。

みんな「コーチ」だから、一般的なミーティングとは異質。会話が基本的に質問、傾聴、フィードバック、リクエストで成り立っている。
前回のミーティングより承認も増えた。

「話す」ことは、抱えていたものを「放す」こと。それができてすっきり! 4人とも、ミーティングのあとは表情が違う。

夜はボス(日青協会長)と話した。観点の変わる質問が飛んでくるので説明しているうちにいろんな気付きが出てくる。頭の中でぼんやりしていたものがはっきり見えたり、見えていたものが全然違って見えたり・・・。言葉にするプロセスが、自分が抱えていた思いや考えを客観的に見せてくれる感覚。

「話す」ことは「離す」こと。改めて実感。

やっぱり「話す」のはいい!「話す」だけで元気になるし、クリアになる。

初夏に父が突然逝った。母は大きな田舎家に一人になった。「話す」相手の居ない秋の夜長は寂しくてたまらない・・・そうメールで伝えてきた。お母ちゃん、今度帰ったらゆっくり話聴くからね。

自立せよと哲学者の声あり

 いっすぅぃ・です。
この東海地区では、地方紙であるはずの中日新聞さんが大きな新聞社です。
それはもう、他の地域では考えられないのですが、全国紙を取っている家庭の方が圧倒的に少ないです。
そんな中日新聞の朝刊コラム(中日春秋)の10月20日の記事のことです。

・・・・・・以下、記事・・・・・
 人間は先入観にとらわれるとなかなか抜け出せない。哲学は難解。これもその類(たぐい)である。でもフランスのある哲学者の言葉を借りれば、どうして、どこへ、なぜ、どんなふうに、といった疑問はすべて、哲学の領域になる。
 それならば、世界が直面している金融危機や景気後退という重大事について、哲学者に疑問をぶつけてもいいのだろう。ハイデッガー研究の第一人者として知られている木田元さんを訪ねた。
 海軍兵学校で終戦を迎え、哲学を学ぶ前に闇屋で生活費を稼いだり、農林専門学校に入学したりと、いくつもの回り道をした苦労人でもある。八十歳を機に『哲学は人生の役に立つのか』と題した本を著した。
 資本に関するくだりがある。現状を<みんなが自己増殖する資本独自の動きに翻弄(ほんろう)され、こき使われて、右往左往させられているだけ>と分析。人間がコントロールできるはずだという考え方を改めて、<不気味なもの>だと思った方がいいと指摘している。
 確かに今の動きは、不気味という言葉が当てはまる。不安は簡単に解消されそうにない。では「これからどうしたらいいのか」と尋ねると、要は人間が「謙虚になること」だという答えが返ってきた。
 恐れを知らぬふるまいをしていれば、いつかは痛い目に遭う。事の大小に関係なく、人間のやることすべてに共通する原理なのかもしれない。
・・・・・以上、記事・・・・・

なんか、ピン!と来ました。
人間が謙虚になること。
そうです。 「成果のトライアングル」。
痛い目にあってからじゃあ遅いんだよなぁ。。。(ブツブツ)

コーチングミュージック

コズです。
今日は、「コーチングを促進する音楽」について考えました。

コーチングのセミナーの中では、受講者にさまざまなワークをやってもらいます。
そのワーク中に音楽を流すことがあります。ワークが始まるとトレーナーがPCやIPODなどを使って曲を流します。

実際僕自身が受けた講座でも音楽を流す場面が多くありました。
音楽が流れて適度なざわざわ感ができると、自分のしゃべっている内容が他の受講者にどう聞こえるか、あるいは他の受講者が何をしゃべっているかが気にならなくなります。そして、自分や自分の目の前の人にだけ集中できるようになります。
すごい効果ですよね。

また、流れている曲の曲調によって場の雰囲気が大きく変わることもあります。

使う曲ですが、たびさんはよく「浜田省吾」を流します。気持ちがグッと盛り上がります。
ペーシングのワークでサンバ?がかかったときは、受講者全員で踊ったこともありました。
ビートルズを使ったときは、逆に、なぜか耳についてしまって目の前の相手に集中しきれませんでした。

みなさん、講座に使う音楽ってどういったものがいいんでしょうね?
あるいはお薦めの曲なんかあればぜひ紹介してください。

小さなコーチングの積み重ねが・・2

○そらです。

○先日の部活練習中のことです。
 一緒に指導をしていた主顧問のA先生が、生徒にこんな質問をしました。
 「Bさん、今朝の練習はどんな感じだった?」
 
 A先生は最近、こんな「開かれた質問」をすることが多くなっています。
 職員研修や私がする質問を参考にしてくれているんだなあと
 嬉しくなる時です。

 Bさんが言いました。「今朝はシュートがダメだった」
 A先生はすかさず言いました。
 「ううん、そんなことないよ。どんどん決まっていたよ。大丈夫、自信持ちなよ。」

 A先生はとっても生徒を大事にする先生だと思っています。
 そして、このアドバイスもBさんを励まそうとする気持ちから来ているものだとわかりました。

 でも、Bさんの顔はスッキリした感じにはなっていませんでした。

 続けて私も聞きました。
 「Bさんは、10本中何本決めたいの?」
 「10本中8本です。」
 「そうか、10本中8本決めたいんだ。で、今朝はどうだったの?」
 「10本に5本でした。」
 「そうか、そういうことだったんだね。」(後略)

 Bさんがより確実なシュートを決めたいという気持ちがはっきりしました。
 そして、より以上をめざそうとするBさんがたくましく見えた瞬間でした。

舵を切ること

たびし、また参上。

「舵を切る」という言葉を最近よく口にしている。意図的に。

「A だから B」

私たちは「A」に「忙しい」、「○○さんがこう言った」、「私はこんな性格」、「普通は○○」などの言葉を入れ、「B」であることの責めから逃れるゲームをしている。自分に対しても人に対しても。

舵は「A」まかせ。人次第、環境次第、過去次第・・・。

人生の 舵を 切りたい。

「A。そして C」

自分の人生、自分で舵を切る。人のせいにしない、環境のせいにしない、過去に振り回されない・・・。そんな人を「自立」した人と呼ぶ。

教育コーチングは、そんな人になるための支援だ。

仲間のコーチングを受け、セルフコーチングし、俺は昨日よりも今日、今日よりも明日、舵を切る勇気と力を高め続けるぞ!

・・・こう宣言したことで、また一つ舵を切ったぞ。

「やってみよう」のパワー

足袋@小山です。
琵琶湖「人生航海図」から続いた10連出講が終わった。ヘビーだったが、出会い、感動、学びに満ちた10日間だった。

最後は三重。

「初級実践編」だったが、参加者のスタンスが、プログラムの想定を遥かに超越した成果を創り出した。感動的な講座になった。

その要因を近鉄特急の中でずっと考えていた。出てきた答えは「とにかくやってみよう」・・・このスタンス、だ。

先生方の「とにかくやってみよう」という素直さ、信頼、意欲、好奇心、主体性、期待感、そこから生まれるチャレンジ。
チャレンジが相互承認につながり、相互承認が更なる意欲や信頼を引き出す。。。

「無理だろう」「意味無いよ」「難しそう」をこれほど感じなかった講座は初めてかもしれない。

「無理だろう」「意味無いよ」「難しそう」・・・この心のささやきが教師の可能性を閉ざし、生徒の可能性を閉ざしていることについては拙著『子どもの心に届く言葉、届かない言葉』(学習研究社)の冒頭に書いた。

「とにかくやってみよう」・・・教育者・親御さんがこのスタンスを持つことで、この国の教育は変わる。子どもたちが変わる。社会が変わる。

安藤塾の皆さん、本当にありがとう!